静岡・お茶の里 やまさ製茶
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良質のお茶を育む歴史と環境に恵まれて

■ 茶栽培700年の歴史

 平安時代初期に最澄や空海によって我が国にもたらされたお茶。
 鎌倉時代には栄西禅師によって、その良さが知られるところとなり、静岡には聖一国師により1200年代にその栽培法が伝えられたといわれています。
 特に、江戸時代に入ってからは生産も盛んになり、毎年、将軍のためにお茶が静岡から江戸までお茶坪道中として運ばれ、その様子は、童歌「ずいずいずっころばし」にも歌われるほどでした。

■指折りの茶産地のまん中で

 全国一のお茶の産地、静岡県。
 やまさ製茶のある金谷町から大井川に沿って北へさかのぼった川根町、中川根町、本川根町の一帯は銘茶の産地として江戸時代より名高い地域。
 また金谷町の西南に広がる牧之原台地は、明治維新の後、徳川家の家臣や大井川の川越え人足たちによって開墾された一面の茶畑となっており、全国でもっともお茶の栽培が盛んな地域です。
 様々な個性を持ったお茶が選べる金谷。良質のお茶をお届けするのに、これほど適した立地はございません。

茶畑と富士山

■自然と文化も味にひと役

 金谷町は南アルプスに源流を持つ大井川筋の町。
 おいしい水と空気に恵まれた自然いっぱいの環境に恵まれ、江戸時代には、「越すに越されぬ大井川」の川越えの町として栄え、旧東海道の石畳が現在も残されています。
 古今集などに歌われた小夜の中山は、金谷から菊川町にかけての峠道。本社工場のある志都呂は江戸時代、家康の命により遠州七窯のひとつとして設けられ、茶壺や茶器を代表とする志都呂焼と呼ばれる焼き物の里でもあります。

茶畑と蒸気機関車


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